それは1月某日、よく晴れた日。
こんな青空の日は、散歩するしかない!と、シェアハウス住人たちが意気揚々と出掛けていきました。
歴史あり、ミステリーあり、美味しいものあり、の城下町。
本日は彼らの散歩の様子をお届けします。城下町散歩の参考になれば幸いです。
▼散歩した人
なおちゃん
フランソワ
姫だるま
10:00
そろそろ出かけよう!
まずは、暮らす実験室IKIのご近所で和菓子を。
目指すは、創業400年を誇る和菓子屋、但馬屋。
なんと、暮らす実験室IKIから徒歩3分!
但馬屋名物の三笠野や荒城の月といった和菓子が購入できるだけでなく、「茶房だんだん」で抹茶や和菓子を嗜みながら、ゆっくり過ごすこともできます。
が、なんとこの日は定休日!「魔の火曜日」であることを忘れていました!(「魔の火曜日」とは? 茶房だんだん、月鐘楼、かどぱんなど、竹田城下町のカフェは火曜日が定休日であることが多いのです)
気を取り直して、我々は歴史の道へ。
ずんずん、ずんずん、と階段を登っていきます。
まずは、ずっと気になっていた旧竹田荘(きゅうちくでんそう)へ。
竹田を代表する文人画家の田能村竹田(たのむらちくでん)の生家です。
入場料は大人三百円。
240年前に建てられたというこの家。
もちろん細かい修復はその都度行なっているものの、2016年の熊本・大分地震の際もほとんど被害は出なかったそう。
昔の大工さんの技術の高さが窺えます。
今回は、管理人のマキさんが特別に案内してくれました。
生家の他に、田能村竹田さんの弟子や愛弟子の作品を見ることも出来ます。
(田野村竹田さんの作品の多くは、大分市美術館で見ることができます。)
37歳で隠居した、大塩平八郎と親交があった、など、案内人のマキさんから当時のお話を聞けて、とても楽しいひとときでした。
フランス人のフランソワも、築240年の歴史溢れる日本家屋を見れて、大興奮でした。
11:00
さて、武家屋敷巡りは続きます。次は竹田創生館へ。
江戸時代に建てられた武家屋敷を、展示場や研修会の場として活用しています。
現在は、岡城の写真を展示しています。
この日は天気がよかったので縁側で日光浴させてもらいました。
そして、蔵には観光パンフレットのほか、竹田にまつわる冊子なども置いてあります。
岡城を愛してやまないわたしは、「岡城の楽しみ方」を200円で購入。
これからの岡城散歩がさらに楽しくなりそうです。
さて、次は竹田のミステリーゾーンへ。
武家屋敷の次に向かう先は?
目的地はキリシタン洞窟礼拝堂。
それは、民家を数軒歩き続けると、突如現れます。
洞窟以外の何物でもない、洞窟です。
実はここ竹田市は、1553年頃にはキリスト教が流行っていたと記録されている文献があるほど、キリスト教と関わりが深い地域。
江戸時代にキリスト教が弾圧されていた時も藩ぐるみでキリシタンをかくまっていたのでは?と言われています。
残念ながら当時の文献は残っていないので(弾圧されていたので安易に記録を残せなかった)、確かなことは言えませんが、ミステリーを感じる場所です。
12:00
さて、歴史とミステリーを堪能した私たちはそろそろお腹がすいてきました。
ランチの時間です。本日のランチ場所は、創業140年を誇る友修。
わたしは大分名物、とり天定食を。
フランソワと彼女(姫だるま)は、天丼を。
美味しいご飯を食べて、午後からもたくさん歩けそうです。
13:00
さて、次の目的地は、傾く家。
竹田市を拠点に活動するアーティスト「オレクトロニカ」のギャラリー見学です。
(ギャラリーのオープン日時は、傾く家のFacebookページで公開されています。)
14:00
さて、城下町散歩も終盤へ。
暮らす実験室IKIの裏手にある、願成院(がんじょういん)本堂。通称、愛染堂。
お堂を反時計回りに3回廻ってお祈りすると、願いごとが叶うと言われています。
その後は、愛染堂の奥にある、大正公園へ。
大正公園の頂上からは、本当に良い景色を眺めることができます。
最後は、今回のお散歩メンバー三人で記念撮影。
天気に恵まれた、楽しい半日散歩でした。
竹田にはまだまだ紹介しきれないお店や観光スポットがたくさん!
さて、次の散歩はいつにしよう?!