新シェアハウス 入居者募集スタートしました!

竹田城下町の暮らしの魅力は、歩けるサイズ感にあると思う

住みやすい町の条件ってなんだと思いますか?

いろいろあるけど、私はひとつには「ちいさいこと」をあげたいと思います。ちいさい、つまり歩いて回れる広さってこと

大分竹田の城下町に、3年ほど前に暮らす実験室 IKIというシェアハウス を作り、そして2022年11月にもう1つSIKAというシェアハウス をオープンしました。

いざ新しい入居者を募集しよう、竹田での暮らしの魅力を伝えようと思った時に、3年前に書いたことの記事を思い出したのです。

竹田の城下町に住み始めてすぐ、てくてくと城下町を散策して、なんて楽しいんだろう。歩くことで自分を開くことになっている!という感覚を書いたもの。

数年間住んで、あらためて「この町の魅力をちゃんと表現していたな〜」と感じたので、もう一度紹介してみようと思います。

田舎暮らしって、案外歩かないものなんです

竹田の城下町をぐるぐる歩いて、ほんとに楽しかったんです。

竹田の城下町にあるシェアハウスに住んだら行くであろう場所の写真を撮ろう!となり計画をたてたら、まず、城下町では見どころをめぐるために車移動が一切いらないってことにびっくりしました。

あれ、歩けるんだ?って。

この感覚、田舎に住んだことがあるひとには、伝わると思うなー。田舎って広いからたくさん歩きそうに思われるけど、歩けないほど広くって、逆に歩く機会がないもんなんです。基本、目的地から目的地まで、車移動が当たり前。

城下町をいざ歩いてみると、た、た、た、た、楽しい!!!

歩くからこそ、味わえるもの

私が今日、城下町を歩いて楽しかった理由はたぶんこの2つに起因します。

  1. 移動速度がゆっくりだから景色を味わえる
  2. たくさんのひととふれあえる

移動速度がゆっくりだから景色を味わえる

車で何度も通った場所なのに、歩いて通るとぜんぜん雰囲気がちがうんですね。

なんでもないと思ってた場所が、いいかんじなんです。

もみじが落ちる、苔むした階段。

お店の前の壁。

看板。

道端の川の流れるかんじ。

「ここいいねー」
「なにこれ?よくない?」

という会話の連続。

ついつい立ち止まり、なかなかすすまないくらいでした。

たくさんのひととふれあえる

なかなかすすまないのには、もう一つ理由があって、歩いていると、ほんとうにたくさんの人に声をかけられるんです

今回は、私たち市原家だけでなく、竹田の城下町に住んだ経験があるヒラタコウタくんが同行してたので、知り合いが多かったっていうのはまちがいなくあります。

でも、それにしても、話す相手だらけだった。

歩いていて出会うと、もう、お互いさけられないじゃないですか。そして、かんたんに立ち止まれますよね。

車なら、すれちがう車が知り合いのものだと気付いても、ぱっと手をふっておしまい。お互い徒歩だとそうはいかないですよね。

この散歩中、何回自己紹介したことか。何回、娘たちの名前を言い「よろしくね」「またきてね」「この町にきてくれてうれしいわ」と言われたことか。

ヒラタコウタくんが話してくれた、城下町に住んでいたときのエピソードが忘れられません。

「カドに住むおばあちゃんが、おれの自転車を守っててくれたんですよね。正月には、サドルに鏡もちがつんであるし、雨が降ったら傘がさしてる。寒い日にはマットが置いてたり。だってぬれたらかわいそうでぇって。」

なんて、やさしいおばあちゃん!というか、それほどおばあちゃんゴロシなヒラタコウタくんもすごいけど、そこまでの関係をきずけるのも、繰り返し顔を合わせ、そして立ち止り話したからこそでしょう。

完全車移動なら、少し離れた場所に住むおばあちゃんとそれほど話すことはなかったはず。

歩くときは、開いている

今、書きながら思ったんですが、ひとって、歩いているときは、車を運転しているときよりもずっとずっと開いているものなんでしょうね。

車っていう、箱のなかは、音も、空気も、景色も遮断されてしまう。マイスペースができて、音楽聴けたり、考えごとしたりするにはいいかもしれないけど。

歩くときは。

上には空が広がって。

踏みしめる足には大地の感触があって。

風を感じて。視界いっぱいに町がうつる。

トコトコトコトコ、ゆっくりなペースで景色が流れる。

きになるものがあれば立ち止まり。

町のひとの声がして、あいさつをして、世間話をしたり。

いつもいるおばあちゃんがいないときは、どこにいるんだろうと思ったり。

まあ、急いでいるときや、疲れているときはその近さがめんどくさくなることもあるかもしれない。

けど、いまの世の中、つい閉じていきがちだから。

開いて、自分自身が選ばない、受け入れるコミュニケーションの時間が定期的にあるのって、私はすごくすてきなことだと思うのです。出会いの幅が広がって、理解の幅も広がっていく。

歩いて生きることができる、竹田の城下町での暮らしって、そんな魅力があるなぁと思ったのでした。

この竹田の城下町での暮らしを満喫できる、私たちのシェアハウスの準備情報も更新中です。

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