漆喰を、自分たちでぬってみた。
準備中のシェアハウスのリビングスペースの壁。
同じ町に住む、左官職人の佐藤ゆうきさんに教えてもらいながら、段取りなんかは全部お願いしてた。だから、完全シロウトでやるより、ずっとスムーズだったはず、だけど。
「漆喰ぬるって、こんなに手間なの?」と、途中思った。
けど、めちゃくちゃ気に入った。
壁のくせに、語りたくてたまらない
壁なんですよ、ただの。
ただの壁なんだけど、愛着がすごい。
「この壁いいね」と一言だれかに言われようもんなら、「あああ!わかってくれた!?そうなのよ、ここはね、実は海をイメージしててね‥うんちゃら、かんちゃら、あれこれああ、ああ!」と止まらない。
語りたくてたまらない壁なんです。
青の漆喰の部屋
ひとつの部屋は、青のしっくいにしてみた。
前に立つだけでアーティスト気分。
色漆喰を塗る手順としては‥
下地剤をぬる
まず、下地剤を塗って、壁に漆喰が定着するようします。
プロの左官のゆうきさんに教えてもらえるということで、いろんなひとが勉強がてら手伝いにきてくれました。
次に、色合わせ
白い漆喰に、カラー剤を混ぜていく。
色をつくっては、少し塗って、ドライヤーで乾かして。
「あと、青10杯と黄色5杯かな」
どの色をどのくらい合わせるか、相談してきめる。
これだ!っていう色になったら、大量に作る。足りなくなって作り足したらまた、色が微妙にちがう可能性があるから、多めに作るのがコツだそう。
そして、塗っていく。
カラー剤は液体なので、漆喰に水分が増して、柔らかめの漆喰になります。
白い漆喰より、ダレて、ぼたぼた落ちる。
特に天井は落ちる落ちる。
だから、色をもっと濃くしたいときや、プロがする時は、石灰を足してかたくするらしい。
わたしたちはそこまでしないので、漆喰だらけになりながらぬりぬり。
一面は、思いっきり遊んでみた。
ぐちゃぐちゃ、手に塗って波っぽいものをつくったり。
べちゃべちゃさせたり。
「ここは、空やな!」
「山つくるぜ」
とかっこつける。
どこにいる?という感じになったでしょ。
リビングスペースは白で
リビングスペースは、左官のゆうきさんと、同居するあやちゃんの3人で仕上げた。
天井はツルツルに仕上げることにしたので、ゆうきさんにお願いし、プロの技を発揮してもらいました。
壁面は、あやちゃんと私で。
なんか「ぐちゃぐちゃした感じにしよう」というところからスタートし、最終的には海を表現することに。。。
あれ。
写真じゃ、海感つたわらないか〜。
ぜひ、見にきてください!!!!
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いや~。楽しかった。
時間はかかったけど、漆喰塗り、大好きになりました。
自分たちで、手を動かさなかったらできなかったものだし、こんなに好きな壁にもならなかったと思う。
これぞ、DIYの醍醐味だなぁ。
傷が魅力になる壁だから。
暮らすなかで、さらに育てていきたいな。