大分県竹田市へおためし移住体験記|27歳女子が多世代で暮らして見つけた「幸せ」とは?

お試し移住体験記

自分の日常とは、ちがう日常がこの世界中に散らばってる。

なんてことは当たり前だけど、その他人の日常に潜りこんでやってみるってのが、「おためし移住」だと思います。

他人の日常に潜り込んだら、どうだったのか?ってのは、もともとその日常に生きる人の語りよりも、時におもしろいような気がします。だって、気づきの嵐ですものね。

私たちが営んでいる、大分県竹田市にあるシェアハウス「暮らす実験室 IKI」では、無料のおためし移住を受け付けています。

そのお試し移住という枠で、11日間、このシェアハウスに滞在してくれた、27歳のりーさんが「おためし移住の体験記」を書いてくれました。

\暮らす実験室 IKI って?/
大分県竹田市にある、築約50年の物件をリノベーションしてつくったシェアハウスです。メイン機能はシェアハウスですが、ゲストルームあり、イベントもするし、多分一階は何かのお店もします。
それぞれが、したい暮らしを探し、やってみる場になればいう思いを込めてこの名前がついています。

リーさん

千葉県出身。東京で勤めたのち、今は鹿児島甑島と東京の二拠点生活をスタートしたところ。たんたんとおもしろいことを言い、たんたんと魅力的なことをして、たんたんと自分の価値観で発言して、こんな感じの中心人物って昔からいたな、いいなぁと思わされる。中学時代に一人で庭を開墾して野菜を作り始めたという。自然やDIY精神、拡大家族に興味あり。 byシホ

※リーさんってのは、IKIで勝手に呼んでる。本名はりなちゃん。みなちゃんとまちがえ続けたため、間違えないようにリーさんと呼ぶ許可をいただきました。一般的には、リナちゃん。あるいはナガリナ。ちなみに、長嶋監督の娘さんは、ミナです。

では、おためし移住体験記、スタートです〜。

1.大分県竹田市のシェアハウスへ、暮らしのヒントを求め

消費に追われる広告まみれの都市。

仕事に追われ、帰ったら寝るだけの生活。

自分や誰かのために料理を作ったり、身の回りを整えて掃除をしたりといった暮らしの手触りを実感できない毎日。

『丁寧な暮らし』がもてはやされる中、飾りつけられたような演出上の丁寧もしっくりこない。

「暮らす」ことを自分の手に取り戻す。

そんなことを、試行錯誤しながらこの1年以上かけてやってきたようにおもう。

私は今年の春まで東京で会社勤めをしていたが、現在は自分のほしい暮らしを考えるために仕事をやめて、いろいろな暮らし方を試している

移住先のヒントを求めて鹿児島の離島に短期移住中でもある。

そんな私がここにやってきたのも何かの偶然だろうか。

竹田という街のことは、ほとんど知らなかった。

IKIにワークステイ枠で内装のDIYを手伝いながら滞在していた友人の発信で知っていたのは、空の広い城下町であることくらいだ。

久しぶりに再会した友人にこのあとの予定は特に決めていないと告げたところ、一緒に竹田に行ってみる?と誘ってもらった。

電車で大分から豊肥線終着点の豊後竹田。

駅のすぐ前には川が流れていて、川好きの私は高揚した。後から知ったが、当時は岡城とその城下町を囲むお濠として機能していたそうだ。

川を渡ると歴史的で落ち着いた雰囲気の街並みが続いている。 新しさよりも年月を重ねた古さに価値を感じるので、いいところだと感じた。

IKIは駅から徒歩5分ほど。

シェアハウスIKIの発起人である市原夫妻が半年間住みながらDIYをしてきたという空間はウッドベースで、ブルーとグレーの内装が私の好みともあっていてすぐに馴染んだ。

お試し移住の単身者も受け入れていきたいということで、身軽な荷物できてもいいように家具や食器、生活に必要な一通りのものも揃っている。

暮らしをいろどるアンティークや地元の作家物を取り入れた物選びからも、この空間の素敵さが滲んでいる。

シェアハウスは家のスペックばかりを重視する人とは正直なところ住みにくいし、わりとどんなところでも住める性質だけど、おしゃれな家に住めて嬉しくないわけがない

暮らすならなるべく心地いい空間の方が毎日が満たされるのは間違いない。

2.多世代での暮らし

最近は子育てシェアハウスや、多世代シェアハウスという暮らし方も徐々にふえていて、複数の家族が集まって暮らす形も注目されている。

私も核家族や単身世帯という暮らし方より、助け合える村のような住み方に興味を持っていた。

私自身東京では1年ほどシェアハウス暮らしで、赤の他人と暮らすおもしろさを感じていたし、子どものいるシェアハウスに遊びに行く中で、いずれ子どもを持つ時が来ても色々な大人の価値観や影響のなかで育てたいという気持ちがあったので、子どものいる暮らしが始まることにわくわくしていた。

自ら子ども好きと言えるほど、これまで子どもと接する機会もなかったけれど市原家の子どもたちはそこまで人見知りもせず愉快で愛くるしいので、すぐに仲良くなってしまった

IKIでは基本的にはDIYの手伝いや、子どもたちの相手をして過ごしている。

全員大人で個人の集まりで勝手に成り立つ単身シェアハウスとは違い、一日の流れも家族に合わせて暮らしを体験させてもらった。

そのため午前中はまったく起きられなかったのが嘘のように、朝日と子どもたちの声で7時には目覚められるようになった。 (もちろん他の入居者は仕事があったりするので各自のペースで生活している。)

子どものいる家族との生活は、学びと発見の連続で新鮮なことばかりだった

泣き声も自分が元気なら気にならないので、子どものためにもまわりの大人の心のゆとりとメンタルヘルスを保つことが大切だとか。

子どもを意思ある個人として接するだとか。

子ども2人を夫婦2人だけで目を配るのは作業が止まって大変だとか。

子どもの風邪を大人がひくと本当にまずいことになるとか。

何はともあれ、子どものいる暮らしは毎日にぎやかで楽しい。

3.移住先の探し方

市原夫妻も東京からの移住組のためか、イベントなどで出会う家族も移住者が多かった

移住先を探すには、自分のしたい暮らしや生き方から条件をあげて当てはまる場所を探すのがいいだろうと思い、市原夫妻に移住のステップや条件を聞いてみた。

⒈移住フェアに参加し気になる地域を探す

2.LCCが運行するエリアに絞る

3.車で移住先探しの旅へ。自治体の移住担当者に案内してもらう

4.決め手は面白い人が住んでいた、やりたい事業と市の求める事業が合っていた

やはり現地に住んでいる人との出会いは重要なようだ。

各自治体で物件を用意して数日〜住むことができるお試し移住。

それを利用してもいいが、地域で暮らす人と知り合ったり、暮らし方を実体験するならワーキングステイなどをしているシェアハウスを探すのもありだろう。

移住生活は家の中だけでは完結しないのだから、現地のコミュニティに溶け込めそうか、どんな人がいるか、いずれプロジェクトなどを一緒にやりたいと思えるかなどを考えるためにも人と知り合っておくのは重要だ。

私もイベントや紹介で竹田の色々な人と出会わせてもらった。

また、せっかくの機会なので自分なりの移住の条件も考えてみた。

  • 畑をやる土地ときれいな水がある
  • 野菜や果物が手に入りやすい
  • 都市まで1時間程度
  • 面白い人が住んでる
  • 車がなくてもまあまあ住める

ちなみに竹田はわりとこの条件に当てはまっている。

4.まとめ

結婚と移住は似ているなと思った。

自分なりの幸せな暮らしの条件と、それを満たす方法がわかっていないと求めるゴールにはたどり着けない。

どちらも生活の延長線で続いていく現実的なものなのだから。

※市原夫妻は婚活コンサルタントです。

私にとって生きるうえでの幸せはなんだろう。

いまの私なら「日々の暮らしを重ねること」と答えるだろう。

自分が心地いいものを選び、自分や人のために料理を作り、誰かと分け合うこと。それが平凡ながらも愛おしい幸福なのだ。

同世代と暮らすのも楽しいけれど、自分の少し先の未来を行っている家族とともに暮らしてみると、世界が広がっておもしろい。

子どものいる暮らし、竹田の暮らしを見てみたいなら暮らしの実験室IKIを訪れてみてはどうだろう。

シホさん

子どもたちもあっという間に懐いたりーさん。私とも夜遅くまで語って語って、翌日は声がかすれていたくらい。こんな素敵な滞在記、、ありがとう!!!

あなたも「お試し移住」してみませんか?

大分県竹田市にある私たちのシェアハウス「暮らす実験室 IKI」では、ワークステイという形での「お試し移住」を受け入れています。

DIYのお手伝いをしてもらったり、文章を書くのが好き、得意という方には、この街や私たちの事情を紹介する記事を書いてもらったりと、あなたの得意を生かしたお仕事をお願いしています。

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この写真は、りーさんが撮ってくれた、りーさんを見送る私たち家族。下の娘がノーパンだけど、前後が隠れてるからアリかと掲載。。

この後、下の子がりーさんの背中を指差して、「いっしょいくぅぅぅ」と号泣。

別れはさびしいけど、おねえちゃんがまた増えたね、よかったねと、じんわりしました。