今日は、私たちにとっての「暮らす実験室 SIKA」を紹介したいと思います。
私たちは2016年に、東京から大分県竹田市に移住してきました。
移住という小さなきっかけが、それまで自分を縛っていた糸をほどくことになり、竹田という小さなまちで日々を送ることを通して「自分に還ってゆく」ような感覚がうまれていきました。
心地よさを基準とした日々の選択の結果、「暮らす実験室 IKI」というシェアハウス/コワーキング/レンタルキッチン/ゲストルームという複合施設をつくっていました。
私は、このまちの暮らしが好きです。
このまちに生きる、ひとたちが好きです。
そして、このまちにいる自分が、前よりずっと好きです。
こんな暮らしをシェアしたくて、またシェアハウスをつくってしまいました。
歯科がSIKAに。空き家がふたたび人が行き交う場所へ。
大分県竹田市の城下町にできた2つ目のシェアハウスは「暮らす実験室 SIKA」と名付けました。
歯医者さんだった建物を1年半かけてセルフリノベーション。
風と光が通る、心地いい空間になりました。
大きなリビング。
5つの個室。お二人で暮らせる広めの部屋もあります。
歯科が、SIKAに変わって、ふたたび人が行き交う場所にそだっていきます。
(あちこちに、鹿の置き物を置いたダジャレには、よく失笑されていますw)
「暮らす実験室」は2016年に家族で大分県竹田市に移住してきた、私たち市原家によって営まれています。
テーマは「暮らし方の実験を」。
どうしても後まわしになりがちな「暮らし」。
一緒に過ごすことで、やってみたいを共有し背中を押し合い、実現できたら。
日々の小さなよろこびをふくらませていこう。
そんなことを考えています。
暮らす実験室 SIKA ができるまでのストーリー
はじまり|暮らしが広がることを、夢見てしまった
ほんとうは、こんなに小さい町に、2つもシェアハウスをつくるつもりはなかった私たち。
でも偶然見つけた、元歯医者さんのこの物件。
「もしもここを2つ目のシェアハウスにすることができたら」と想像してしまいました。
暮らす実験室 IKIが満室のため、お断りしてきた人たちも、もう1つのシェアハウスがあれば受け入れることができたんだ…。
1つ目のシェアハウス「暮らす実験室 IKI」に住んでいるのが、私たち家族を合わせて11人。そこに、2つ目のシェアハウスのに住めるかもしれない人数6人〜8人を足したら…
え?19人??暮らす実験室だけで、19人?
この小さな竹田の城下町に私たちがはじめたことを起点に、そんなに人を呼びこめるかもしれないの?
この暮らしが広がることを夢見てしまいました。
それは、この大分県竹田市で暮らす私たちの未来のイメージを、よりまぶしいものとさせてくれたのです。
その後、セルフリノベーションの長い長い道のりがはじまりました。その話はまた今度。
私たちが思う、暮らす実験室 SIKA の魅力
土地の歴史を感じる暮らし
暮らす実験室 SIKAは築50年の物件を1年半かけて、セルフリノベーションしてできました。
この土地と歴史への感謝を込めて、空間をつくりたい。そんな想いから、地元の素材をちりばめました。
床は日田杉。
壁は津久見の漆喰(ともに同じ大分県の名産)。
この建物の壁や天井を壊した時に出た古材を、そここに再活用しています。
阿蘇山麓の楓の一枚板を活用しテーブルをつくったり。
古い食器をライトにかえたり。
新しいものを買うよりも、まずは古いものにどう息を吹き込むか。それが、過去から今へ、そして未来へも続く暮らしの一歩になると信じています。
あたたかで、自由なつながり方
私たちは、暮らす実験室を運営するにあたって
- 自由であること
- ともにすごす安心を感じられること
その両方を大事に考えています。
だから、個人の部屋を大きくとり、それぞれにテーブルと椅子を配置。1人の時間も寛げるようにしました。
リビングは、ともにすごすを安心して味わえるように工夫しました。
キッチンは、水場もコンロも作業台も2つづつ用意しており、同時に複数人が使えるようになっています。洗面も2つずつ。
くつろぎスペースの配置にもこだわっています。ソファ、ダイニングテーブル、カウンターテーブルと、複数のテーブルと椅子を配置。誰かがダイニングテーブルでごはんを食べているときに、他の誰かはカウンターで仕事をし、また他の誰かはソファでゴロゴロ。もちろん、みんなでダイニングに集まって、ごはんを食べたり。同じ場所にいても、気分に合わせて距離を調節できるようにしています。
このシェアハウスを作った私自身、以前は「誰かと暮らすなんてめんどくさい」と思っていました。でも、ひょんなきっかけでシェアハウスに住んでみて「誰かと暮らす」の魅力に取り憑かれてしまいました。最初から、共同生活派だったわけじゃないので、誰かと暮らすのめんどくささはよくわかります。だからこそ、ともにをスムーズにするしかけを散りばめ、ともに暮らすよろこびをふくらますことができるよう空間設計してみました。
いきなり心地いい「移住生活」
移住先の一歩として、最適な場所としてつくっています。
「移住の理想と現実」。そんな言葉を聞いたことがあります。
都市から田舎へ住む場所を変えたのち、夢見たような暮らしを始めるには相当な努力が必要です。
空間を整え、道具を揃え、人とつながり、まちの営みに関与する。
ここ、暮らす実験室では、私たち自身がかつて夢見た、移住先での暮らし方がいきなりできるように環境を整えています。
「この町」を味わう暮らし
私たちは、かつて移住先を探し、1ヶ月かけて九州を旅しました。
偶然出会った、ここ大分県竹田市。移住先の条件からは外れていたけれど、すぐにこのまちに住みたいと思ってしまい、旅の予定を変更し物件を探し、はじめて竹田を訪れてから2ヶ月後にはもう住みはじめていました。
ひとことでいうと、しっくりきた、ということなので、まちの魅力を項目として羅列することに意味はないかもしれないけれど、かんたんに挙げてみます。
- 山に囲まれた、趣のある街並み。
- 徒歩で暮らせるサイズ感。
- 関係性を選択できる寛容な距離感のつながり。
- 自然と先人への感謝が、ナチュラルに反映されたいとなみ。
- 美味しいごはんやさんとカフェ。
- 便利さ。駅、スーパー、病院、図書館、市役所、温泉、公園、郵便局。全部徒歩圏内!
- アートとクラフトのイベントやお店の存在。
- 阿蘇、久住、黒川、別府、由布院、宮崎。いろんな場所へ日帰り旅行できる九州の真ん中という立地。
- そして、ひと。まちのあれこれを、自分ごととして捉え、自分自身で人生を選択する、魅力的なひとたちがたくさんいます。
流動性のある人間関係と、学びの場
1つ目のシェアハウス「暮らす実験室 IKI」では、宿泊受け入れをしていることもあり、様々なひとが集まります。
また1階部分は、コワーキングスペース/レンタルキッチンとなっています。旅するカレー屋さんがきたり、朝カフェのイベントがあったり、マルシェイベントをしたりと、多くの出会いと学びの機会を生み出しています。
(田舎だとマンネリ化してつまらないかも…そんな心配は無用です)
おしごとしやすい環境
暮らす実験室には、リモートワークしやすい環境があります。
SIKAの個室、リビングはもちろん、暮らす実験室 IKIの1階部分もワークスペースになります。徒歩5分の場所にある図書館、カフェ、その他コワーキングスペースも2つあり、気分に合わせて働く場所を選べます。
すぐにはじめられる副業もたくさん。私たちが運営する「竹田まちホテル」の運営だったり。
カフェ・飲食店での勤務、農家さんのお手伝いなどもたくさんの求人が出ています。
また、暮らす実験室 IKI1階のキッチンは、レンタルキッチンとして1日からお店をオープンすることもできます。週末だけカフェ、週一スナックなど、いろんな活動を気軽に始めることができますよ。
その他、竹田でのお仕事に関しても、相談に乗るので気軽にご連絡ください。
あ〜。改めて、よい場所!ぜひ気軽にのぞきにきてくださいね。
ショートプランもご用意しています。
各部屋の案内と入居情報
▼1つ1つのお部屋の案内と、入居のプランはこちらのページでまとめています。
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